前の記事「オーディオループ素材に合ったスケール(モード)を洗い出す方法」での、お題のオーディオループ素材
これに、次のオーディオループ素材を追加して使うことを想定します。
前の記事でのお題のオーディオループ素材は、Cをルートとした場合、
Cアイオニアン : C D E F G A B
Cリディアン : C D E F# G A B
を使うことができます。(使えるスケールの洗い出しは、前の記事をご覧下さい)
では、この記事で追加したオーディオループ素材の構成しているキーを洗い出して見ましょう。
Am(A,C,E) → G(G,B,D) → Am(A,C,E) → Dm(D,F,A) というコード進行で、コードが鳴っています。
従って、この素材の構成音は、C D E F G A B となります。
構成音が、C D E G A B 以内なら、Cアイオニアンも、Cリディアンも使えますが、
あいにく4小節目のDマイナーコードの中に「F]が含まれています。
そのため、Fが#になっている、Cリディアンスケールが使えなくなってしまいます。
従って、上記の2つの素材を組み合わせた場合、使えるスケールはCアイオニアンと、Cアイオニアンから転回したスケール
Dドリアン、Eフリジアン、Fリディアン、Gミクソリディアン、Aエオリアン、Bロクリアン
に、限定されます。
もし、Cリディアン(または、Cリディアンから転回したスケール)で、作りこんでいて、2番目の素材を追加した場合は、
4小節目のDマイナーコードの部分を、切ってしまうか、2小節目のGメジャーをコピーして4小節目に貼り付けるなどで、
対処することになります。
では、前記事のお題フレーズと、本記事で追加したフレーズに対して、各スケール(モード)を当てはめた音源を聴いてみましょう!
Cアイオニアン
Dドリアン
Eフリジアン
Fリディアン
Gミクソリディアン
Aエオリアン
Bロクリアン